記事一覧

スタイリッシュなデザインの多機能なメンズ腕時計が豊富


ロバート・レッドフォード、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンは、1970年代を通じてスクリーン内外でサブマリーナーを着用し、その人気を高めた。ほとんどの時計は撮影用の小道具としてではなく、個々の俳優が所有する時計であった。レッドフォードが着用していたのは、まさに“赤サブ”のRef. 1680だ。マックイーンは、ノンデイトのクロノメーター認定 Ref.5512。ブロンソンはクラシックなRef.5513を着用していた。彼らが映画の中でサブマリーナーを身に着けている姿には、真面目で誠実な印象をもつ。この時計が彼らに馴染んでいることがわかるからだ。


サブマリーナー Ref.5512を着けて撮影の合間に休憩するスティーブ・マックイーン。画像提供: Getty/ Anwar Hussein


1970年代の口ひげと胸毛を蓄えたロバート・レッドフォードは、シグネチャーの赤サブ Ref.1680を装着している。画像提供: Getty/ Ernst Haas

 私たちが知る限り、映画スターたちは、長時間の飽和潜水の際に減圧のタイミングを計るためにベゼルを使っていたわけではない。彼らがサブマリーナーを身に着けたのは、好きだから、何にでも対応できるから、そしてカッコいいからだ。その過程で、彼らはセイコーやドクサと同じダイバーズウォッチのカテゴリーからサブマリーナーを選び出し、最も汎用性が高く(レッドフォードはアカデミー賞の授賞式でタキシードに合わせて着用していた)、広く知られた腕時計のひとつにしたのだ。

変えずに変わるということ

 この強さの秘訣は、ノンデイトのサブがその誕生以来、比較的変化していないことにある。ブラックベゼル、ブラックダイヤル、大型のマーカー、アイコニックなオイスターブレスレットなど、デザインの核となる部分は変わっていない。進化は微妙なものだ。2012年、サブマリーナーは、60年の歴史をもつアルミニウムベゼル、型押しクラスプの時計をさらに進化させた。アップデートされたサブマリーナーRef.114060は、生まれ変わった時計だである。新しい頑丈なブレスレットとクラスプ機構、そしてセラクロム製の滑らかなベゼルを備えていたのだ。クールな時計がより豪華な仕様になったが、一見しただけでは同じに見えた。本機は、同じスピリットをもちながら、これまで以上に過酷な状況に耐えられるようになったのだ。

 8年後の2020年8月、ロレックスはサブマリーナーに最大かつ最も目立たない変更を加え、ケース形状の改善、スリムなラグ、わずかに異なるブレスレット構造、そして新しい自社製ムーブメントを搭載した41mmのRef.124060を発表した。つまり、40mmというサイズで規定されてきた時計が、もはや40mmではなくなった。装着感、クールさ、サブマリーナーらしさはどう変わるのか? それを確かめるために、私は1週間、この時計を身に着けてみた。

ロレックス レディース:https://www.rolex.com/ja/watches/find-rolex/woman.html